ブレーキの効きが全体的に悪くなったら
ブレーキ部分の点検は普段はブレーキパッドの残量確認で行います。
ブレーキパッドは使用をしていくにつれ少しずつ摩耗をしていく消耗品であるため、定期的に厚みをチェックして交換していかなければいけません。
しかし中古バイクなど年式の古いバイクになってくると、ブレーキパッドを交換したにもかかわらずブレーキ性能が向上しないということも起こります。
そうした場合に考えられるのがブレーキ圧をタイヤに伝えるためのブレーキフルードが劣化しているということです。
バイクのブレーキシステムは「ブレーキマスター」「ブレーキキャリパー」というパーツによって構成されているのですが、この2つが連携してきちんと動くようになっていなければ正常にブレーキは働きません。
そのため定期的にブレーキシステム全体をオーバーホールをし、内部の清掃とブレーキフルードの交換をしていくことが必要です。
ブレーキのオーバーホール時期の目安としてはだいたい10,000km走行もしくは24ヶ月が経過した頃で、バイクハンドル部分についているリザーブタンクを見て分量が減っていたりオイルの劣化が見られたら都度行うようにします。
ブレーキフルード交換時の注意点
ブレーキフルードの交換は、ショップなどに依頼をしたときには約3000円程度の工賃と新しいフルードの料金がかかります。
それほど高い金額ではないためお店の人に任せてしまってもよいのですが、コツさえ覚えてしまえば自宅でもできる作業なのでもしガレージに十分なスペースや工具があるなら挑戦してみるのもよいでしょう。
バイクハンドルについているリザーブタンクは上部をネジ止めされる格好となっているので、まずはプラスドライバーを使ってカバーを開きオイルの状態を確認します。
ブレーキフルードは前輪ブレーキ部についているキャップを取り外すことで取り出すことができます。
このとき非常に重要になるのがエンジンオイルのように完全に古いオイルを抜き取ってから新しいものを入れるようにはしないということです。
ブレーキフルードはブレーキレバーを握り込んだときにその圧力をオイルへの加圧によって伝える役割をするものであるため、内部に空気が混入してしまうと正しく機能しなくなってしまうからです。
ですので古いオイルを排出しつつ上から新しいオイルを注入し内部が空にならない状態でオイルを交換するという方法がとられます。
古いオイルは専用のフルードキャッチャーというチューブを使って外部の容器に出し、ゆっくりブレーキレバーを開閉しながら排出していきます。
同時に上から新品オイルを流し込むわけですがこのとき空気が入らないようゆっくり静かに注入していきましょう。