ワイヤーを点検

バイクのクラッチレバーは、定期的なメンテナンス、そしてふさわしい遊びの調整を行わないと乗り心地に大きく影響します。
一見難しいと思われがちなクラッチレバーのメンテナンスや遊び調整は、慣れてしまえば簡単なものです。

基本的なメンテナンス方法としては、清掃・点検・注油の3ステップです。
まずは、クラッチレバーを取り外しましょう。
アジャスター固定ナットを緩めて、ブラケット側へ締め付けていきます。

アジャスター固定ナットとブラケットの溝をまっすぐに揃え、そこからクラッチワイヤーを取り出します。
ピボットボルトとクラッチレバーを取り出せば、取り外しは完了です。
無理やり取り外さないように、そしてブラケットなどにこすりつけながら外さないように注意しましょう。

クラッチレバー周りの点検としては、ピボットボルトとワイヤーの確認を行います。
ピボットボルトは指の腹を使って、段つきがあるかどうかきちんと確認しましょう。
そして、クラッチワイヤーはほつれていないかを確認します。

クラッチワイヤーがほつれていると、いずれは断線につながり、これは大きな事故につながってしまう可能性があります。
クラッチワイヤーにほつれを見つけた場合には、すぐに交換を検討しましょう。

ついでに清掃を行う

クラッチレバーを取り外した際に、ついでに清掃を行ってしまうのがおすすめです。
パーツクリーナーを使って、ウエスで丁寧に清掃していきましょう。
パーツクリーナーとウエスを使えば、ピボットボルトの穴やクラッチワイヤーを通している溝なども綺麗に洗うことができます。

また、同じようにブラケット部分もパーツクリーナーとウエスを使って掃除しましょう。
細くてウエスが届かない部分は、綿棒など柔らかいものを使って掃除しましょう。
クラッチレバーのスイッチがあるブラケットは、壊さないように十分注意しながら清掃してください。

グリス塗布と注油

清掃と点検が終わったら、注油とグリス塗布のステップです。
これはクラッチレバーをスムーズに動かすために、欠かせない作業と言えるでしょう。
クラッチワイヤーを通す溝、ピボットボルト穴、クラッチレバーの可動部分にグリスを塗っていきます。
ブラケットの内側にもグリスを塗り、クラッチレバーを取り付けた後で、最後にはみ出した油を拭き取れば良いでしょう。
クラッチワイヤーのアジャスター、ワイヤーが見えている部分、先端部分にもグリスをしっかり塗っておくことで、クラッチレバーがスムーズに動き走行がスムーズになります。

清掃と点検、注油作業が完了したら、取り外した時とは反対の方法でクラッチレバーを取り付けましょう。
取り外す時と同じように無理やり取り付けるのではなく、順序を確認しながら丁寧に作業を行ってください。