命を乗せて走るタイヤ
バイクのタイヤは前後二輪しかないため、一つずつのタイヤの状態はそのまま安全性能に直結してきます。
文字通り命を乗せて走るのがタイヤということになりますので、普段から異常がないかしっかり確認しておく習慣をつけましょう。
タイヤの日常点検で最も重要なのが摩耗状態の確認で、タイヤに付けられている「スリップサイン」が出ていないかどうかをこまめにチェックしておくようにしましょう。
タイヤの「スリップサイン」とはタイヤの溝部分についている出っ張りのことで、タイヤが全体的に摩耗してくると周辺のゴム厚とスリップサインの高さが近くなってきます。
スリップサインの場所はタイヤ側面についている「△」マークで確認をすることができます。
このとき注意したいのがタイヤというのは全体が平均的にすり減っていくというわけではなく、走行する路面によって減り方が変わってくるということです。
主に市街地などの舗装道路を走行しているバイクの場合、タイヤは中央部分が最も激しく摩耗します。
スリップサインだけを気にするのではなく中央付近の溝がほとんど見えないようになっていないかということも合わせて確認していきます。
スリップサインのチェックと同時に行いたいのが、タイヤの溝部分に何か異物が挟まっていないかということです。
タイヤが新しく溝がくっきりついているとその中に小石やゴミなどが挟まって取れなくなっていることもよくあります。
異物が挟まったまま走行してしまうと走行中に異音が発生したり、パンクを誘発する原因になってしまいます。
もし釘など尖ったものが深く突き刺さっているときにはすぐに抜かず、そのまま修理工場に持ち込んでパンク修理をお願いしましょう。
定期的に空気圧の点検も
タイヤの日常点検でもう一つ重要なのが空気圧のチェックです。
空気圧はエアゲージと言われる目盛り付きの器具をタイヤバルブに差し込むことで簡単に計測をすることができます。
計測器具は数千円くらいで購入することもできますが、月に一回程度最寄りの整備工場で借りてもよいでしょう。
そのバイクの適正空気圧はバイク本体のどこかにラベルやプレートとして掲載されているのでそれを参考にします。
もし空気圧が足りない場合には同じく備え付けの器具を使って補充をすることができます。
案外空気圧が足りないことに気が付かずに走行している車輌は多く、空気圧が不足したまま走行することでそれがパンクの原因になったりします。
タイヤの空気はパンクやバルブの緩みといった原因がなくても自然に抜けていってしまうものなので、少なくとも1ヶ月に1度くらいはきちんと計測をして補充していくようにしましょう。