全ての二輪車を制限なく乗ることができる免許
大型二輪免許は、全ての自動二輪車に制限なく乗車することができるまさにバイク免許の最上位に位置するものです。
区分的には400cc以上となっていますが、実際に販売されているバイクの車種には1300cc以上といった普通乗用車よりも排気量が大きいタイプも多くありますので、無制限にどんなバイクにも乗れるということで得られるメリットは大変大きなものです。
1996年の道路交通法改正以前までは大型自動車免許は「限定解除」と言われており、取得をするためには先に中型二輪免許(現在の普通二輪免許)を取得し、さらに難易度の高い実技試験を受けて合格することでようやく取得ができるようになっていました。
限定解除のための試験は大変合格率が低く、全体の合格率は5%以下となるようなことも珍しくありませんでした。
ある意味司法試験と同じくらいに難しい試験だったわけですから、往年ライダーで限定解除免許を取得していた人がいたらかなり若い頃から運転がうまかったと思ってよいでしょう。
現在ではそうした厳しい規制はバイクユーザーの裾野を狭くしてしまうことにもなるため、自動車学校で定められた教習を受けることで簡単に取得ができるようになっています。
飛躍的に教習時間が多くなります
大型二輪免許は全てのバイクに乗れるようになる免許ということもあり、教習にかかる時間も他の二輪免許よりもかなり多くなっています。
まず先に大型二輪免許を取得する条件を挙げると、年齢は18歳以上と普通自動車と同じになり、そこに視力検査、運動能力検査、聴力検査が加わります。
必要な視力はメガネ・コンタクトなどの矯正視力ありで両目0.7以上、聴力は補聴器を使用してもよいことになっています。
全く無免許の状態で教習所に入る場合には、技能試験で必要となる教習時間は34時間、学科試験は26時間となっています。
これは無免許から普通自動車免許を取得する場合よりも技能教習時間が2時間多い設定なので、いかに大型二輪免許の実技に求められるレベルが難しいかがわかるでしょう。
しかしながら教習所に通うと言っても大型二輪免許は非常に取得が難しい区分であるため、何の免許もない人がいきなり挑戦するということはあまりありません。
多くの人は事前に普通自動車免許もしくは普通二輪免許を取得してからの挑戦となっています。
その場合には学科教習が大幅に免除となるため、段階的に取得をしていく方法にした方が結果的に速く取得ができることになるかもしれません。
なお即日免許が取得できる大型二輪免許のダイレクト受験は「限定解除」の頃からほとんど難易度が変わらず、非常に難しい試験となっています。