ビューエルとは
ビューエルとは、アメリカにかつて存在していたオートバイメーカーです。
ハーレーダビッドソン社でエンジニアをやっていたエリックビューエルという方が創業したため、会社名がビューエルとなっています。
主に、ハーレーダビッドソン社のエンジンを、ビューエルが開発したフレームに乗せる、という形でオートバイをリリースしていました。
この、ビューエルの開発したフレームは、ハーレーダビッドソンとは全く違う思想を持っており、非常にエキサイティングな走りを可能にしていました。
ホイールベースが短く、フロントのキャスターが驚くほど立っています。
これにより旋回半径が短いだけでなく、鋭いコーナリングが可能、実際にレースでも使われていました。
ハーレーダビッドソンは長距離をゆったりとクルージングできるような、ロングホイールベースかつ寝ているキャスター角で直進安定性を高めてるような設計をしています。
同じエンジンを使っているのですが正反対の特性を持ったオートバイが作られており、面白い設計思想です。
ビューエルの歴史
1983年にエリックビューエルがオートバイを作ったのがきっかけで、1986年に会社として立ち上げました。
その後1998年にハーレーダビッドソンに買収されハーレーダビッドソンのレース部門やスポーツバイク部門の開発に注力、2009年10月にハーレーダビッドソンがスポーツバイクの分野から撤退することをきっかけに消滅しました。
しかしハーレーダビッドソンの進化を大きく促したということで評価は高く、今日のエボリューションエンジンの礎を作ったという声も聞こえています。
なお、2019年にエリックビューエルは、FUELLという新たなオートバイメーカーを立ち上げています。
これは電動オートバイや電動自転車を開発、販売する会社となっています。
現在予約受付中ですが、2022年以降の発売になりそうです。
ビューエルの魅力
ビューエルのオートバイといっても様々なモデルが販売されていました。
主にフルカウル、前傾姿勢のレーサーレプリカ的なオートバイが多く販売されていました。
ハーレーダビッドソンのエンジンを利用しているオートバイが多く、非常にトルクフル、車体中心に重いものがぎゅっと集まるような設計がされており、運動性能も高いオートバイでした。
極端に立ったフロントのキャスター、短いホイールベースで旋回性能も高く、ワインディングなどは非常に楽しいオートバイとなっていました。
最後に作られたモデルが2008年の1125Rというモデル、2009年まで製造されていました。
こちらはレーサーというよりもストリートファイター的なモデル、探せば中古で購入することも可能ですが、補修部品には不安があります。
購入する場合は覚悟の上で買いましょう。