MZとは
MZとは日本ではMZモトラッドとも呼ばれている、ドイツのオートバイメーカーです。
第2次大戦以前から存在しており、歴史は古い会社です。
主に低排気量、低価格のオートバイを販売しています。
ドイツや近隣のヨーロッパでは足代わりに使われるようなモデルを多くラインナップしています。
現在でもMZモトラッドは存在しており、チャーリーという小型の電動スクータータイプのオートバイを販売しています。
過去に販売されたオートバイ用の補修部品も販売しており、ユーザーとしては一安心なのではないでしょうか。
アメリカやドイツは、こういった自動車用の補修部品は長い期間保有しており、古いオートバイでも長く乗ることができます。
日本では、製造終了後10年は部品の保証しなければなりませんが、それ以降はメーカー次第となります。
部品によっては保管しているだけでも税金がかかる場合もあり、保証期間が過ぎたらすぐに処分したくなるのが日本のメーカーの本音でしょう。
MZの歴史
MZモトラッドの歴史は長く、創業したのは第2次大戦以前になります。
創業当初はオートバイだけでなく自動車も設計製造していたのですがやがて分社化、自動車部門はアウトウニオンという会社になり、その後アウディに吸収合併されています。
オートバイ部門は東ドイツの有力なメーカーとなり、ドイツが統合された現在でも続いています。
MZの魅力
低排気量の小型オートバイを販売しており、ヨーロッパではちょい乗りや近場へのツーリング、仕事の足と活躍しています。
RT125というオートバイの完成度は高く、ヤマハのYA-1に影響を与えたとされています。
実用性の高いオートバイですが、デザインは無駄がなく洗練されており、良い印象を受ける方も多いのではないでしょうか。
MZモトラッドのオートバイは、日本にはほとんど入ってきておらず、まず見かけることはありません。
輸入された、市民の足的な低排気量車を乗るメリットが無いからでしょう。
一時期、日本でも成田商会という会社が窓口となり輸入されていましたが、現在ではこの成田商会のホームページにつながらず存続については不明となっています。
日本でMZモトラッドのオートバイに乗りたい場合は、過去に輸入されたモデルを探すのが現実的な選択肢です。
個人での輸入も可能ではありますが、公道を走ることができるようにするのは個人では非常にハードルの高い仕事になります。
また、入手したとしても日本では窓口はないので、補修部品については自分で手配しなければなりません。
幸い、MZモトラッドでは部品の販売を行っているようですので、情熱があれば乗り続けることも可能かもしれません。